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数学授業風景 近大付属高校1年

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さて、本日は、入塾したばかりの近大附属高校1年の子の数学の授業風景です。


高1の一番最初から指導しています。例4は、xについて整理せよ(次数の大きいものから書け)という問題ですが、意味がわかっていないのがよくわかります。さらに、一度、意味をわからせた後にやり直しをさせましたが、axとxとが同類であることを理解できていません。それをわからせるために、赤で、3x+2x=5x と計算するという事実と見比べさせました。
例5(2)は、答えは合っていますが、「かっこをはずす」という大切な作業を省略したので、ダメだししました。そんな杓子定規に指導しなくてもって思いますか?  例6の(2)は、P、Q、Rにそれぞれ代入すべき式があるのですが、それすら書かずに、解答に全く至っていません。簡単な問題を適当に済ますと、応用が全く利かないといういい例です。
わかりずらいと思いますが、5段階くらいの指導の結果です。ご了承ください。まず、P、Q、Rの式を簡単にする作業が暗算をして間違い。さらに、その作業修正後に、P,Q,Rに式を代入するということをノートに記入せず、当然、最終的な暗算結果も全く的外れ。こういったことを1段階ずつやり直させた跡です。
そして、指数法則を理解していませんでした。その場で指導です。

この子は、全国にたくさん教室のある個別指導塾で1:2で指導を受けていました。こんな基本的な箇所を理解させないまま放置して、一体、何の教育を施していたのか、謎です。さすが大手です。私の理解を超えています。1:1か1:2か集団かの区別なんてどうでもいいというのがよくわかる例ですね。

この子は今、非常に大切な岐路にいます。私はこの子のこれまでの学習の甘さをすぐに見つけて指摘してあげました。そして、

私がきちんと添削して間違い直しをさせてあげたのだから、もう大丈夫!

なんてことは、全然、思っていません。

今回の問題の類題を1週間かけてこの子は復習してくることを宿題としましたし、その確認テストをすらすらと解けないといけないということを何度も念押ししました。それをきちんとやってくるようなら、この子なりの能力で回復していきますし、やってこないようなら、もちろん説教は継続しますが、あまり見込みはないかもしれません。

歩学舎はこのような次元で教育を捉えています。

 

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