歩学舎の教育その2
Q5.
入塾時、学校の成績上位者ではなかったのだと理解しましたが、ブログを読んでいると難関大を目指すためだけの塾のようにも思えるのですか?
A5.
私のブログが難関大向けのように読めてしまうのは、
1. 実際に難関大に行っている生徒がいる
2. 私自身も合格実績にはこだわっていますが、それは、うちの小型パッケージ教育の可能性の上限を示したいからです。
人物的に優れており、能力も高く、ごくふつーに京大に進学した生徒(クリック)
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この子などは可能性の上限の例です。
難関大には進まなかったが、歩学舎の教育が十分に機能した子達
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そして、2024年 近大に合格できず浪人が決まった子の話
高1の夏頃に入塾。中1レベルの英語を指導するも、3人称単数あたりが出てくると、抽象的にそのルールを理解できない。そして振り出しに戻し2周目。結果は同じ。そして3周目。結果は同じ。一方、数学も中1レベルからやり直しをさせていましたが、方程式の応用問題が理解できない。問題文を読む国語力も少し足りない感じでしたし(中1の方程式の文章題は3行程度の文章です)、xという文字を人数の代わりに使用しているという意味を理解できていない様子。3人という代わりにx人なんだという説明では腑に落ちない様子。この段階で、私は、この子は「抽象化能力が劣っている」という判断を下しましたし、講師からも指導に苦労している報告がチラホラ上がってきていました。英語は、通常のパッケージでは使用しない英語のテキストを使用することに決め、再度、中1の最初からやり直し。数学は、進度は異様に遅いものの、本人がそれなりに腑に落ちるのを待って先に進めることを継続。そして、高3の夏が終わった頃、中学英語がやっと終わります。(数学の方は高2の後半頃には少し抽象的思考にも馴れ高校内容に入ってました。) 年末頃には、高校英文法をどうにか一通りきちんと終えるところまで来ましたし(学習速度が異様に上がっているのがわかりますか?)、数学も数1は全部うちのパッケージを学習、数Aは講師教育用ビデオを特別に視聴させて時間短縮。数2は分量が多く入試が間近だったので マセマの参考書で代用。そして、数Bはきちんとうちのパッケージで学習。突貫工事だったので実戦力不足は否めないものの、私の作成した近大英語ビデオ講座を少し視聴させて入試へ突入。結果は全敗でしたが、本人も、そして親御さんも うちでこの子がやってきたことの意味は説明するまでもなく理解してくれていました。2年前なら親御さんも反対したであろう、浪人生活に堂々と入りました。(少しだけ苦言を書けば、自分でやれると言っていた「生物」を二年間かけてもほとんど手つかずだったことが受験前に判明し、生物→国語 へと受験科目を変更しました。これがなかったらと思う部分もあります。)
歩学舎の他塾と大きく異なる特徴は、京大や阪大に合格者を輩出する一方で、このような子達の救済も並行して、しかもほとんど同じパッケージ教育でやっているということです。
私自身、数学などは、中学の時は「学研ニューコース」を居間でテレビを見ながら、のんびりと学習していました。日常的な学習と難関大へ向けた学習とに違いはなかったのです。日常的な学習をただひたすら伸ばしていくと(思考力の助けにより実際の学習量以上に一気に伸びていきます) 難関大が視野に入ってくるという感じです。
こう書くと、うちの望まぬ成績不振者がやって来ると困るのでもう少し詳しく書きますが、
上で紹介した子達は、自分の能力とも折り合いをつけつつ、時には厳しい指導にもめげず、自分を甘やかすことなく、粘り強く、うちのパッケージをやり終えたからこそ結果がついてきたのです。
自分に甘く(母親も過保護の場合が多い)、粘り強くなく、能書きをたれるタイプは、「思考の素」小型パッケージ教育で結果が出るわけがないです。
質問に対する答えとしては、難関大を目指すためだけの塾ではありませんが、人柄重視の塾ではあります。
Q6.
「思考の素」小型パッケージは、京大生や阪大生を輩出しているのなら、難解な内容だったり大量な問題演習が必要だったりするのではないですか? カリキュラムの特徴を教えてください。
A6.
A5のところでも書きましたが、教育パッケージを作った私自身、日常的な学習と難関大へ向けた学習とにはっきりとした区別をつけていません。
「思考の素」というくらいですから、常に次に繋がるように、そして どんどん積み上げって行くような内容となっています。知識を詰め込むだけの生徒では決して気付かない目の付け所も常時指導します。このような仕組みになっているわけですから、必然的に学習量は少なくなります。
うちの授業の特徴 四天王寺学園の子(クリック)
英語を例に、実際の指導風景をみてみましょう。
2024年5月5日 つい最近の授業です。奈良女子大付属高校1年の答案添削です。高校生です!
中1の最初に習う内容で2問も間違っています。冠詞の「a」が抜けています。
同じ子 2024年4月21日
鳥(bird)の音声を聞いて、bard と書いています。
中国(China)の音声を聞いて、Chainaと書いています。
こうやって、通常では考えられないようなおかしな状況を、添削を通じてオモテに引っ張り出して矯正していきます。
2024年 5月8日 橿原高校1年
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間違い直し
馬渕教室を卒業ほやほやの橿原高校1年に中1の最初に習う内容を指導中です。やっぱりこんなに間違う。
恐ろしく丁寧だし、わかりやすいでしょ? あとは、この作業が血となり肉となるのかが、この子達の潜在能力にかかっています。(反復や説明を通して、血肉となるようサポートは色々としますが)
ここまで丁寧に添削をするということは、塾側のチェック機能が十分に働いており本人が腑に落とすまで先には進めないことも意味します。地道に努力できる人物でなくてはいけないことになります。「人柄重視」の意味が分かりますね。
英語の指導例のついでに、うちの英語教育の非常に大きな特徴をアピールしておきますと、
「英語の教育」
だということです。
何を言ってるの?と思われた方に説明します。
教科書に準拠したワークを教材会社から購入し、それを使用して定期テスト対策がなされることって多いですよね。
それって、英語の学習?
それとも、その教科書に関する研究レポート?
大袈裟に言えば、その学習法なら、教科書がスワヒリ語で書かれてあっても、ヒンズー語でかかれてあってもちっとも困らないですよね。
もちろん、教科書はよく出来ていますし、ワークだって素晴らしくよく考えて作ってあります。ただ、教師の力量、生徒の学習姿勢の組み合わせによっては、英語の勉強にはならないことが多いですよと言いたいのです。そのような学習では、高校行ってすぐに英語がわからなくなるでしょうし、大学受験にも対応できませんし、もちろん、将来英語を実用的に使うことなど不可能です。「英語」ではなく、「教科書研究」「定期テスト得点アップ」という教科になってしまっているからです。
上の例では、高校1年の子が、birdの音声と綴りが頭の中で繋がっていなかったり、Chinaの綴りを書けませんでしたね。これまで「英語」という科目として学習して来なかったからです。
その意味で、うちの英語教育は
間違いなく
日本人のための「英語の教育」です!
<ちょっと追加>
数百に細分化されたスモールステップの全課程の添削指導を乗りきった子に対して、
共通テスト、産近甲龍、関関同立、早稲田、東大、京大、阪大、神戸大、大阪公立大、北大、名古屋大等々の入試問題を私が実際に読み解いていくところをビデオ収録したものを視聴させます。「思考」するということを肌で感じてもらい、真似してもらいます。これが歩学舎英語教育の最後の〆です。
★アメブロ 教室長の本音が分かります! 教室見学の前に読めば、歩学舎に即 入塾した方がいいとわかる生徒も中にはいると思います!!
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