塾長の学習観
前回、「うちで基礎固めをした子が難関大に合格したのはもともと賢い子に過ぎなかったのではないか」という疑問に対して、潜在能力は間違いなくあったし、性格の素直さも必要であることも確かであるが、その子達の才能を開花させたのはうちであるということを述べました。
では、「そこまで勉学の才能に恵まれていない子には効果がないのか?」に関する疑問については次回に述べると書きました。今回はその話です。
まずは、私の価値観を述べます。色んな価値観があって結構ですが、私はこうした考えを持っています。
スポーツ選手になる、歌手になる、職人になる、親の仕事を継ぐ等のケースは一切想定していません。
日本人のほとんどにあてはまるであろう 大卒の資格を得て就職するケースを想定しています。
職場には、仕事のできる人、仕事のできない人、他人の見本となる人、足手まといな人、やる気のない人、やる気のある人と様々ですよね。私は、やる気があって、仕事ができて、他人の見本になる人をできるなら育てたいと思いますし、足手まといになったり、やる気がないことを個性とは考えません。
で、将来、やる気があって、仕事ができて、他人の見本になる人というのは、
親の躾を土台としつつ、小学校から高校までの教育の過程で養成されることが非常に多いと思います。人として最も重要な礼節などもその過程で自然と身につくものです。
そういった教育の部分に歩学舎はコミットしています。
学力なるものは様々な要素の総体であるのでここまで単純化できないのはわかっていますが、議論を進めるためにあえて上図を作成しました。
ここで大切なのは、縦軸は、「知識量」ではなく、「頭の使い方の上手さ」であることです。
赤の線は、ある程度高いところまで行っていますが、学習をどれだけ進めてもそれ以上頭の使い方が上昇していかず、難関大には届きません。
小さいときからひたすら知識だけを詰め込んできて、成績が低迷する子達のイメージです。
うちのレベルチェックテストでも、鉄録会や研伸館等のハイレベルな塾に通っていながら、英語は中1,2レベルも対応できず、数学は、数Ⅰの1学期に習う内容で0点なんてザラです。その結果を真摯に受け止めて一からやり直すというのならまだいいのですが、ほとんどの場合、暗い顔をしてスゴスゴと帰って行きます。うちがレベルチェックテストを有料とせねばならなくなった理由です。
紫の線はかなり低い状況で限界が来てしまっています。
潜在能力の低い子(勉学に向いていない子)もしくは 正しい学習をしてこなかった子達です。
かなりきつい言い方になりますが、大した高校には合格していないのに自習時間がどれだけとかを競うだけの子もこの範疇にいます。(注文をひとつも取れずに1日中外回りをしていた営業マンは社会では評価されません) うちが定期テスト対策を実施しないのも同趣旨です。
このレベルの子達を中心に指導し、他塾とは異なり私こそがわかりやすく成績不振者を教えているみたいなことを得意げにブログ等で書いている塾長がいますが、上のレベルに上げるための教育に最初からなっていません。紫のような教育では将来、意味がないです。(このために最初に私は価値観を述べました) 本当に能力の低い子、精神的に弱い子ならそうして救ってあげた方がいいでしょうが、歩学舎だったらもっと高い段階まで持って行けた可能性のある子(数は少ないでしょうが)を潰していることも認識すべきでしょう。この点については、合格実績で判断すべきと考えます。2023年度のうちの大学受験生は8人しかおらず、合格実績の数ではうちも勝負することはできませんが、合格者の中に難関大の合格者が1人でもいれば、うちが、将来に繋がる教育を施す能力を有していることは証明できます。その意味で、私は合格実績にこだわっています。難関大に全く実績がない状況で、教え方がどうのこうのいう資格はないと思います。(私の価値観を前提とすれば)
青い線のイメージは、途中から頭の使い方がドンドン上手くなっていくイメージです。歩学舎から京大や阪大に行く子達のイメージです。難関大レベル到達までの学習量も少なくて済みます。(このカテゴリーが前回のブログで紹介した子です)
そして、黄色か黄土色か不明ですが、直線が、歩学舎がきちんと面倒を見ていく子達です。ただ、誰もがどこかで赤の線のようになってしまうことは避けられません。(青の線もかなり上昇した後、どこかで赤のように上昇しなくなります)その限界点において、難関大合格ラインを超えているのか、関関同立ラインを越えているのか、産近甲龍ラインを超えているのかの差が生まれます。それが潜在能力の差です。
このカテゴリーに属する子達に対して、
コツコツと真っ当な努力を継続させ、
紫の子達とは別格な学力を身につけさせ、出来れば、小さいときから詰め込み学習ばかりで伸び悩んでいる赤の子達よりも上のラインに短時間の学習で到達させてあげたいと思っています。
具体例3(クリック)
↑ 紫→黄色→青と カテゴリー間を飛び続けた例です。(才能が眠っていただけ)
具体例7
今年の受験生の中には、中1英語の1学期の内容を何回やっても理解することができず(半年間)、それでもめげずに反復練習を続け、中1内容を結局、1年半かけてようやく習得後、その後、わずか10ヶ月で中2→中3→高1中盤まで進んだ子がいます。残念ながら入試の時期になってしまいましたが、記号式テストなので金星に期待しています。仮にダメでも、この子は学習の継続でもっと伸びていけるのは間違いありません。この子も中学受験経験者です。
長い時間をかけて、紫→黄色とカテゴリー間を飛べた例です。(歩学舎でもそう簡単にできることではないですが、成績不振者に負荷を与えずやさしいことばかりを教え、定期テストの点数を取らせるだけ(そして低レベルな高校に進学)の塾に対する私からの答えであります。)
本来、歩学舎は、黄色のカテゴリーの子達のことを想定して作った塾です。だから、うちは中1レベルから再教育しているわけです。中1レベルからきちんと基礎を教え、子ども達に実際に問題を解かせ、子ども達の答案の全てに添削を施しています。そして、塾からのアドバイスと言えば、頭のよりよい動かし方に関することばかり。やる気があって、ある程度の潜在能力のある子(勘違い親子甚だ多し)なら伸びない訳がないです。そして、私に仕事のやりがいを与えてくれるのもこの子達です。
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