歩学舎の教育方法
極端な例の方がわかりやすいので、極端な例を使います。
あなたは(お子さんは)、毎年多数の東大合格者を輩出している予備校の東大対策講座を受講すれば、東大に合格できますか? 普通はできませんよね。その講座を活かすだけの能力を持ち合わせていないからです。
予備校の講師は優秀だから授業はわかりやすい? そうかもしれませんが、問題の解法を知ることと、実力をつけることとは別次元の話です。現場で東大入試問題を解決できるかどうかが重要なのであって、問題の解説をいくら覚えても現場で解けないのなら無意味です。
そもそも、学校の授業では実力はつかないが、塾や予備校に行きさえすれば実力がつくなんていう考え自体がおかしいです。確かに学校に授業の下手な教師がいることは事実ですが、その同じ教師に習って実力をつけている生徒も必ず存在しています。教え方が少し下手であろうが、自分で参考書を読むなりしてその授業を活かす努力を全くせずに「わからない。わからない」と大騒ぎしている生徒が非常に多いように思えます。
もうおわかりでしょう? 実力がつくかどうかは、送信者である学校側、予備校側の問題ではなく、受信者たる皆さん(お子さん)側の問題なのです。
実力をつけたければ、自分でコツコツ努力すればいいだけです! 具体的には、自分の本来の学力に合った参考書を1冊1冊 自分の手と頭を使ってウンウンうなりながら攻略していくと言うことです。そして東大受験レベルまであと少しとなった段階で、どうしても予備校の手助けを受けたいのなら予備校の東大対策講座などを受講すれば、晴れて東大生です!
「東大」の部分を自分の志望校に置き換えてみてください。自分がその大学に合格するために必要なことが少しはわかってきたのではないですか? 東大という極端な例で考えてみると、予備校に行くだけで合格なんてありえないということがよくわかると思います。
私の英語力も、中1の時に買った英文法の書籍に始まり、高3の頃の伊藤和夫著「英文解釈教室」、大学時代のNHKラジオ講座という感じでコツコツと身に着けていきました。間違ってもシス単や予備校で身に着けたものではないです。
はい、じゃあ皆さんも本屋にGO!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥では、私が困ります!!
私も困りますが、実は、皆さんはもっと困ると思います。
「どんな本を」、「どのタイミングで」、「どのように読破していくのか」が重要だからです。
まず、「どんな本を」についてですが、
数学と言えば、「青チャート」、「Focus Gold」、「1:1対応の演習」でしょうか?
化学なら、「化学の新研究」「化学の新演習」、旺文社のDoシリーズですか?
英語なら、システム英単語ですか? NEXTSTAGE系のまとめ本ですか?
東大対策は、鉄緑会の過去問集ですか?
どれも素晴らしい本です。修得できるのならば。 問題は、どうすれば修得できるかです。
結局、ここでも最初の問題に行き着きます。あの本はいいらしいと評論家気取りでこれらの書籍を買ったところで、それに見合う器を持っていなければ意味がないのです。
結局、「どんな本を」だけでは意味がなく、「どんな本を」「どのタイミングで」「どのように読破していくのか」は不可分だと言うことです。
ですが実際は、「青チャートを全部やればどこでも受かる」「東大には新演習」などと無意味な意見が飛び交っていますし、比較的レベルの高い高校などでは、高校1年の段階で桐原書店の「NEXTSTAGE」などを生徒に丸投げしたりしています。(ちなみに歩学舎では、「NEXTSTAGE」を中学英語や高校初級と絡めながら完全解説したビデオ講座があります)
評論家的学生+青チャート+1:1対応の演習<< 素直な学生+教科書+歩学舎
ということは十分にありうることですし、英語などは中1レベルからやっているにもかかわらずセンター試験では9割越えを毎年連発しているわけですので、
センター英語で9割取れない受験生<<素直な学生+英文法基礎+歩学舎
と世の中のほとんどの情報通な生徒を抜き去ります。
そもそも誰もがやっていることで、人の上にいくことなんてありません!!
人と違うことしなきゃ!!!
歩学舎は、私が英語の実力をつけていったように、初歩の初歩から1冊1冊参考書を読破していくことが皆さんにもできるよう「どんな本を」、「どのタイミングで」、「どのように読破していくのか」をシステム化した塾なのです。
良くも悪くも私の個性の反映されたオンリーワンの塾なのです。
最近は、自立学習型と謳う塾も増えてきましたし、これからも増えていくと思います。私の元には、小中学生専門の塾へ向けて、労せず高校部を創設できますよ(アルバイト2人+映像教材)みたいなパンフレットが頻繁に送られてきます。これまで述べてきた問題を全く考慮しておらず、単なるほったらかしのことを「自立型」と呼んでいるようです。また、「学習法の指導」という文字もよく目立つようになってきていますが、定期テスト対策の一環として、漢字の書き取りを手伝ったり、英単語の暗記を手伝ったり、社会の暗記を手伝ったりとか、英語のリーダーの訳を覚えさせたりとかそんな枝葉末節なことを「学習法」と呼んでいることが多いようです。一部の子供達にはそのような手取り足取りの指導が必要なことは認識していますが、そんな学習法を身に着けたりしたら、将来、必ず行き詰まります。成績不振者を成績不振者として扱い、その子達を次のステップへと引き上げることを最初からあきらめてしまっているようにすら見えます。
授業形式によるくくりだとどうしてもそういった塾と混じってしまうので、ここで自らの独自性を強調させていただきました。
私が一人で吠えていてもあまり説得力はないでしょうから、うちに通っている生徒の学校名の一部を書いておきます。
東大寺学園、西大和学園、奈良学園、帝塚山学園、奈良高校、畝傍高校、郡山高校等々
皆さんから圧倒的支持を受けている有名塾の勝利者です。勝利者ですが、勝利者となった後、うちで中1英語から学び直しています↓ でも、大丈夫です!いずれセンターで9割以上取れるのですから。
東大寺学園の生徒の親御さんが「やっとうちの子に対応できる個別指導塾が近くにできた」と3年前に(執筆時点は2017年5月)おっしゃってくださったのが思い出されます。(その後、たくさんの生徒さんを紹介してくださいました。) もっとも、どちらかというと学習がこじれてしまって入塾という場合がほとんどなのですが、最近は、成績上位でありながら、要領よく点数を取るだけでは不十分だという認識で、転ばぬ先の杖とばかりにうちに早めに来てくださる方も増えてきました。
では、このリストに載っていない学校はどうかというと、もちろん、たくさんいますよ。
初歩の初歩から1冊1冊参考書を読破していくというやり方は成績不振者こそやるべきことですし、成績不振だからといって安易な学習で誤魔化すことはしない塾なのですから。
わかるということの意味を初めて知る機会があるのは、むしろこの子達の方ではないかと思っています。(ここらあたりのことは、ブログを読んでいただければと思います。)私の指導の喜びもこの子達から受けることが多い気がします。
うちでやっていくのに必要なものは 礼儀+素直な心+黙ってやり続ける精神力 だけですし、ここまで長々と述べてきたうちの教育方法に共感できるかどうかが重要なのですから。そこにこそ信頼関係の根本があります。
やれるかも! やってみたい!
そんな気が湧いたら、うちの門を叩きなさい。
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